Android QのBETA配信やGoogle I/O 2019によってAndroid Qの全体像が見えてきたので過去の記事も含めてまとめていきます。
ちなみにGoogleはBETA6までを予定しており現在はBETA3まで配信されています。
このページは新着情報が分かり次第更新していきます。
Contents
- Android Qとは?
- Android Qの発表について
- Android Q BETA1について
- Android Q BETA2について
- Android Q BETA3について
- Android Qに搭載される新機能
- 有機ELの消費電力を削減する[ダークモード]
- バックボタンが廃止!?[iPhone風ジェスチャー]
- スマートフォンをPC化する[デスクトップモード]
- 安全なGPS使用許可[アプリに利用中のみ許可]
- OSとして対応[5G]
- 折りたたみスマホに[ネイティブ対応]
- 新コーデック対応[AV1]
- 被写界深度情報を[サードパーティーアプリに開放]
- オフラインでも字幕[Live Caption]
- 消したアプリアイコンを戻せる[undo機能]
- 詳細な設定が可能になった[プライバシーセキュリティー]
- Wi-Fiパスワードの[QRコード共有]
- 標準で搭載された[ファミリーリンク]
- Digital wellbeingの進化版[フォーカスモード]
- アプリまで提案してくれる[サジェステッド アクション]
- アプリ内から呼び出し可能な[新設定パネル]
- Android Qでの変更点
- Android Qのまとめ
Android Qとは?

Android QはGoogleが開発したモバイル用OSで現在のスマートフォンの内iPhoneを除く殆どのスマートフォンに採用されているOSの次期バージョンになります。
現在はAndroid 9.0(P)が最新バージョンで有りPはPieの頭文字となっており伝統的にお菓子の名前が付けられていますがAndroid QのQには現在何のお菓子が該当するのか確認されていません。
Android Qの発表について

2019年の秋頃に正式にAndroid Qは発表されます。
発表までにはベータプログラムを申し込んだ対応端末保有者に3月から毎月BETA版のAndroid Qが配信されブラッシュアップされていきます。
そのため正式にAndroid Qが発表されなくとも殆どの新機能を発表前に知ることが可能となります。
Android Q BETA1について
Android Q のBETA1では折りたたみ端末のサポートやアプリ内から設定を呼び出し変更が可能な機能が追加されました。
また、スクリーンショットにおいてもトレンドのディスプレイ角を丸くする仕様に対応したりノッチまで再現など謎の機能がをもって配信されました。
BETA1発表以前にリークされていたバックボタン削除などは行われませんでした。


Android Q BETA2について
Android Q BETA2ではUI/UXに大幅な手入れが行われ[ピル]のスワイプにてアプリが左右に切り替わる仕様に変更されました。
その他ポップアップ式音量スライダーなども追加されています。

また、BETA1で謎の仕様であったスクリーンショットへのノッチの反映が削除されました。
Android Q BETA3について
Android Q BETA3では、遂に[ピル]を中心としたiPhone風のジェスチャーが採用されました。
また、新ジェスチャーUIと同時に前のUIも利用出来るようになっており長らく使われていた[戻る ホーム 履歴]に加えAndroid Pから採用され[ピル]+[戻る]も選択可能になりました。
その他に注目のダークモードもBETA3から利用可能になりました。

Android Qに搭載される新機能

それではAndroid Qに新たに追加される機能をみていきましょう。
有機ELの消費電力を削減する[ダークモード]
ハイエンドモデルでは当たり前になってきた有機ELディスプレイですが自己発光する特徴から黒の表現は凄まじいものの明るい表示に関しては消費電力があがってしまっています。
その消費電力の削減のため採用されるダームモードですがマテリアルデザイン以降その特性からホワイトを基調とした明るいテーマが基本となおりブラック系の配色が好きな人にも大変注目されている機能になります。
バックボタンが廃止!?[iPhone風ジェスチャー]
BETA3では一段とiPhoneに近づきましたがリーク情報では[戻る]ボタンを完全に削除しサイドスワイプによる[戻る]を実現する噂も流れています。
サイドスワイプによる[戻る]を実現するにはアプリによっては大幅なUIの変更が必要となるため実現性は不明ですがGoogleのジェスチャーのUI/UXの悩みはAndroid P時代から残っていそうです。
![Android QのBETA版の新ジェスチャーはサイドスワイプによる[戻る]に](https://ga-dget-hack.com/wp-content/uploads/2019/04/AndroidQBETA-320x180.jpg)
スマートフォンをPC化する[デスクトップモード]
個人的に最も注目してる機能は[デスクトップモード]で必要以上に高スペック化してしまった現在のハイエンドスマートフォンを活かし切る素晴らしい機能もAndroid Qでは採用されます。

安全なGPS使用許可[アプリに利用中のみ許可]
現在のでもGPSの利用許可は個別で設定可能ですがこの機能はさらに踏み込んでアプリの利用中のみ権限を与える設定を追加します。
OSとして対応[5G]
Android QではOSとして5Gに対応するとのこと。
時間軸的には殆どのユーザーには縁がないかも…
折りたたみスマホに[ネイティブ対応]
現在メーカー側のカスタマイズで対応していた折りたたみ対応がOSレベルで対応するのでメーカーからみると開発難易度が下がりそうです。
新コーデック対応[AV1]
現在H.264/AVCやH265/HEVCが動画のコーデックで広く使われておりますがより高圧縮で綺麗な動画に圧縮できる次世代のコーデック[AV1]をサポートとなります。
[AV1]はロイヤリティーフリーであり大手メーカーやプラットフォーマーが標準化を目指しており一気に[AV1]への流れが出来る可能性があるためOSで対応してくれているのは将来のことを考えると安心ですね。
被写界深度情報を[サードパーティーアプリに開放]
カメラの被写界深度情報をサードパーティーへ開放する機能を採用するようなので今まで純正のカメラアプリ以外では綺麗な写真を取りにくかったアプリも一気に改善される可能性もあります。
オフラインでも字幕[Live Caption]
動画の翻訳をオフラインでも可能にします。
正直使いみちがわからない…
消したアプリアイコンを戻せる[undo機能]
既に一部のサードパーティー製ホームアプリでは実現されている機能ではあるのですが間違えてホームアイコンを消してしまうことは誰でも一度はあるはずなので標準で搭載されるのは非常に嬉しいですね。
詳細な設定が可能になった[プライバシーセキュリティー]
ファイルへのアクセスや写真や音楽などへのアクセス権限をコントロールできるようになります。
機能としては良いですがこれだけ細かい設定をどれだけの人が利用するのか微妙な気がします。
Wi-Fiパスワードの[QRコード共有]
パスワードをQRコードを使って共有できるので利用時に格段に便利になりますね。
標準で搭載された[ファミリーリンク]
サードパーティー製のアプリでは既に利用されている子供のスマホ利用に制限をかける機能をOSとして取り込みます。
出来次第ではサードパーティー製アプリ激減しそうですね。
Digital wellbeingの進化版[フォーカスモード]
Android 9 Pieから利用可能なアプリの利用時間を計測し制限をかけることが可能なDigital wellbeingをさらに強化した[フォーカスモード]も指定のアプリの制限を登録することでアプリを利用できなくできます。
アプリまで提案してくれる[サジェステッド アクション]
何気に便利に使えそうな[サジェステッド アクション]はスマートリプライと同様関連するアプリアイコンを表示してくれます。
アプリ内から呼び出し可能な[新設定パネル]
アプリ内からWi-Fiの設定や機内モードの設定が可能なパネルが出てくる機能で海外に行く際など重宝しそうです。
Android Qでの変更点
新機能以外にも既存の機能も変更点や進化が見えます。
高速化された[共有]
Androidの初期から存在する超便利な機能の共有ですが長い間1つの大きな欠点がありました。
それがレスポンスで飛ばしたアプリに行くまで5秒かかるとか普通にありました。
なので地味ではありますがここが高速化されると僕の精神衛生上非常に嬉しいですね。
サードパーティーに開放[スマートリプライ]
Gmailを利用している方なら既に利用している人も多いと思うのですが返信分を内容から予測して候補として出してくれる機能でサードパーティー製アプリでも利用できるようになるようです。
メッセージ系のアプリで利用できるようになると便利ですね。
Android Qのまとめ
Android Qでは数々の新機能が追加されますが、やはり目玉の3つは以下の3つになるでしょう。
新ジェスチャー
ダークモード
デスクトップモード
新ジェスチャーは正式発表までまだ変更が多くされそうな気がしますが流れとしてはジェスチャーにふってくるのではないかと思われます。
また、デスクトップモードはスマートフォンの価値を飛躍的に高める可能性も有りアプリの対応次第では10万を超えるハイエンド端末も高い!といった感覚がなく買えるのではないかと期待しています。