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前回[Antutu Benchmarkでスマホ向けSoCの性能をまとめてみた!]では、Antutu BenchmarkのスコアをSoC別にグラフにしましたが、今回はスマホの性能を評価するベンチマークテストアプリの中でもCPU性能を測る指標に使われることの多いGeekbench 4でSoC別にスコアをグラフ化していきます。
今回まとめるSoCはAntutu同様【Snapdragon】【Kirin】【Exynos】【Helio】【Apple A】の5つのシリーズです。
また、前回同様機種ごとではなく僕が調べた中での平均値をSoC別にスコアにしています。
そのため機種により最適化や冷却性能差により若干ズレがで出ますが傾向はわかリます。
スマホの購入を検討する際に自分の利用してる端末からどれだけ性能があがるのか、又はしたいことができるのかなど選ぶ際の材料にしてもらえたら幸いです。

Contents
Geekbench 4とは?
Geekbenchは主にCPU性能を測るベンチマークアプリでスマホの性能の指標としてはAntutuと並び非常に重要視されています。
GeekbenchではCPU性能のベンチマークするイメージが強いかと思いますが、Geekbench 4ではCPUと同時にキャッシュ、メモリの測定を行い別にGPUのベンチマークも行えます。
とはいえ一般的にはGeekbenchのGPU性能のベンチマーク結果はCPUの測定結果に比べて指標とはなっていません。
また、GeekbenchはAntutu同様マルチプラットフォームとなっておりWindowsPCやmac、Linuxでも測定可能です。
Geekbenchのスコアの見方
Geekbenchは主にCPU性能をみますCPU性能の中でもシングルコアスコアとマルチコアスコアに分かれて結果がでます。
シングルコアスコア
現在では一般的に大幅なCPUの性能の向上はマルチコアによって成り立っているケースが多いですがスマホでは動画書き出しやマルチタスクでの作業などする機会が少ないためシングルコアのスコアも重要です。
そもそもシングルコアスコアは字の通り一つのコアでのCPU性能の結果になります。
ここの数値が高いとマルチコアに対応してないアプリや並列でスマホを立ち上げての利用をしない場合は有利に働きます。
マルチコアスコア
マルチコアでの処理速度が速いと並列処理が多い場面などでは有利に働くことが多いです。
個人的にはスマホの場合は動画の書き出しなどもする機会は少ないと思いますのでマルチコアでのスコアは一般的利用では重要ではないです。
Geekbench 4:SoC別スコア
それではGeekbench 4のスコアSoC別にみていきましょう。
冒頭にも書きましたが最適化や冷却性能により機種により差が出ますのでおおよその平均値として捉えてもらい参考にしていただけると幸いです。
Geekbench 4:Snapdragon SoC
Geekbench 4:Krin Helio Exynos SoC
Geekbench 4:Apple A SoC
Geekbench 4まとめ
Antutuでのスコア以上にApple Aシリーズが強い!
特にシングルコアの性能が圧倒的です。
競合SoCと比べるとシングルコアのスコアは2世代分ぐらい離れていますね。
しかしSamsungのExynos9820では半世代分ぐらいの差までシングルスレッドは追いついているので驚きです。
Apple Aシリーズに近いシングルコアのスコアを出すにはAppleやSamsungのようにv8-Aをフルカスタムするしかなさそうですね。
