2019年の接続料も改定されましたが今年は微妙な値下がりなっているようです。
NTTドコモは前年度比5.0%減の52万4493円、KDDI(au)は同20.2%減の61万969円、ソフトバンクは同21.6%減の60万6281円である

おまけにドコモの値下げやMVNOからMNOにな楽天モバイルの出現なども控えておりただでさえ薄利多売のMVNO各社にとっては非常に厳しい戦いがまっていそうです
今までのMVNOのポジション変化
現在まで多くのMVNOは高止まりしてたキャリの料金に風穴を開けるが如く料金競争を主体に競合やキャリアと戦ってきていました。
それはもう完全なコスト重視で、通信速度が遅くサポートも微妙ではありましたが明確にキャリアに対してコストが安かったので一定のユーザーのシェアは獲得できました。
ところがsoftbankのサブキャリアであるYmobile!による低価格、高品質での通信や無料通話までできるプランやKDDIの子会社のUQモバイルによる同様の戦略で一気にポジションの強みを失いました。
Ymobile!やUQモバイルはキャリア的要素を受け継いでおり2年縛りや1年目が終われば2年めから1,000円高くなる、3年目からはデータ通信量が増えるオプションが有料になるなど罠的な要素があるものの、MVNOに対し通信速度では圧倒的に上回り一括0円端末など魅力的な施策がでてきたのでMVNOは有識者会議で泣きつくほど苦しい状況に追い込まれました。
特にYmobile!は制限なしの無料通話を僅か1,000円のオプションで提供していることやsoftbankショップでの取扱があるなど多くのユーザーを獲得しています。
また、大容量通信を行う場合はキャリアもMVNOもそこまで大きな差が出にくい部分ではあったのですがsoftbankはウルトラギガモンスターで1GB辺りの単価をMVNOより安いレベルで提供してきているためますます立ち位置が微妙になっています。
MVNOの良さとは?
現時点でも圧倒的なアドバンテージが取れないMVNOですがわかりやすさという意味では現在も大手キャリアより殆どのMVNOが分かりやすい料金体系を取っておりここは一つの良さかなとは考えられます。
実際僕はMVNOのmineoを使っているのですが非常にシンプルでわかりやすい、縛りも短く継続的な縛りがないのも非常に良いです。
MVNOのまとめと期待
MVNOにも良さがあるとはいえシンプル差だけで戦えるほど甘くはないのでMVNO各社はコスト重視に拘らずキャリアにはない独自性を打ち出して戦って欲しいです。
例えばアメリカでのMVNOをGoogle Fiでは一社のキャリアではなく複数のキャリアに電波状況に応じて接続可能でWi-Fiも含めて同一VPNを通して通信ができるなど非常に優れたサービスなどもあるのでぜひ日本のMVNOも独自性のあるサービスでキャリアに対抗していって欲しいですね!