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Antutuが2019年2月時点のコストパフォーマンスランキングを発表!果たしてXiaomiは

Antutuが2019年2月時点のAntutuスコアに基づくランキングを発表しました!

これはどういう事かと言うとAntutuのスコアに対して端末の販売価格を割ってより高い数字が上位にくるというもの。

すなわち!上位のものほどコストパフォーマンスが高いということ!

このランキングを見るときの注意点としてはカメラ性能や指紋センサー、ディスプレイの性能などは考慮されてない事と絶対性能ではない点です。
あくまでAntutuに基づく基本性能においてのコストパフォーマンスとしてみてみましょう。

また、このランキングは[0~999元][1000~1999][2000~3000元][3000元~]の4つのセグメントで分けられており販売価格は中国ECサイト、JD.comの2月の販売価格で計算されています。

Antutuコスパランキング[0~999元]部門

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[0~999元]はいわゆる販売価格が激安部門999元は日本円で換算すると約16,500円とスマートフォンとしては非常に安い金額です。

ランキングに入っているメーカーはXiaomi、Lenovo、Meizu、Honorの4メーカーです。

そして143.6ポイントで圧倒的トップを飾ったのがXiaomi Redmi Note 7です!

Redmi Note 7はSnapdragon 660を搭載したミドルレンジのスマートフォンでゲーム以外の利用では基本性能は問題なし、おまけに4800万画素カメラを搭載しUSB Type-Cにも対応するなど基本性能以外もしっかり作り込んであり恐ろしいほどのコスパを実現しています。

[Xiaomi Redmi Note 7 Proをインドで発表!!]の記事でも書いた通り発表時点から驚愕のコスパは話題となっていました。

Antutuコスパランキング[1000~1999]

Antutuコスパランキング[1000~1999]Antutuコスパランキング[1000~1999]

[1000~1999]はローからミドルレンジの価格帯で1,999元は日本円で約33,000円です。
国内でこの価格帯ですとHuaweiやUMIDIGIなどが強いですね。

この価格帯でランキングに入ったメーカーはMeizu、Xiaomi、Lenovo、Huawei、Nubia、Honor、VIVOの7メーカーです。

ランキングに入るメーカーの数を考えると最も競争が激しい価格帯なのかもしれません。

そんな中トップに立ったのはMeizu X8でスコアも130ポイントと全体でみても2位と非常に高いスコアです。

Meizu X8のSnapdragon 710を搭載したミドルハイクラスのモデルでAntutuスコアも170,000ポイントを超すのでXiaomi Redmi Note 7 Proと同様通常利用ではなにも問題ないモデルです。
Snapdragon 710はSnapdragon 660に比べGPUやCPUのシングルスコアが強化されてるので大抵のゲームでも遊ぶことが可能です。

最近勢いのないMeizuですがこのスペックで日本円約21,500円とコストの安さはXiaomi並に凄まじいですね。

ちなみに2位のXiaomi 6Xは僕が使っているXiaomi Mi A2のベースモデルでSnapdragon 660搭載です。

Antutuコスパランキング[2000~3000元]

Antutuコスパランキング[2000~3000元]Antutuコスパランキング[2000~3000元]

中国で[2000~3000元]の価格帯は完全にハイエンドモデル入ってきます。
3,000元は日本円で約50,000円なので国内メーカーのミドルレンジの価格帯ですね。

ランキングに入るメーカーはXiaomi、Meizu、Nudia、Honorの4メーカーです。

しかも10機種中5機種がXiaomiという無双っぷり…

当然一位はXiaomi Mi8でスコアは128.7ポイント、全体でも3位に入る好成績っぷり。
ハイエンド端末は基本性能だけでなくディスプレイやカメラその他デザインなどAntutuのスコアとは関係ない箇所もコストがかかっており不利な部分もあるかと思いきやの128.7というポイント…

おまけに2位も先日発表されたXiaomi Mi9が入っており、通常発売直後の端末は値下げもしないためコスパは低くなりがちですがしっかり2位に入る辺りさすがです。

まー中国以外のメーカーに比べたらハイエンドは約半額ですから当然かも知れませんが笑
ちなみにXiaomi Mi8は昨年Xiaomiが発売したハイエンドかつフラグシップ機でSnapdragon 845を搭載した端末なので一般的な利用からグラフィックを多用したゲームまでなんなくこなせます。

Antutuコスパランキング[3000元~]

Antutuコスパランキング[3000元~]Antutuコスパランキング[3000元~]

[3000元~]以上の価格帯は中華メーカー以外ではようやくミドルハイ~ハイエンドの価格となります。
この価格帯は[2000~3000元]のランキングに入っている端末と同じSoCが使われているため必然的にコスパは悪くなります。
スコアも全ての端末で100ポイント切ってますしね。

この価格帯の特徴としてはプレミアム、ゲームに特化しているなどなにかしらの強力な特徴を持った端末がメインとなります。

ランキングに入るメーカーはBlack Shark(Xiaomi)、Meizu、 Nubia X、OnePlus、Huawei、VIVOの6メーカーです。

そして1位はXiaomi Black Sharkで94.3ポイント、さすがにこの価格帯では94.3ポイントと低めのコスパですがこの価格帯でも1位をとるXiaomiのコスパの高さは凄まじい。

ちなみにBlack Sharkとは所謂ゲーミングスマホで厳密に言うとXiaomiが出資しているメーカーで実質的にはXiaomiのゲーミングスマホ部門みたいなものです。

Antutuコスパランキングまとめ

結論からいうとXiaomiが強すぎる、4セグメント中3セグメントで1位を獲得し全ての部門で複数の端末がランクインしてるというコスパの高さ。

最近勢いのないMeizuも激戦の[1000~1999]の価格帯で1位取っており全体でも2位のMeizu X8があり中国市場の競争の激し差を感じます。

にしても中華メーカーのコスパの高さは中国以外のメーカーが太刀打ち出来るレベルではなくなってきていますね。

日本メーカーはSHARPも鴻海に買収されてしまっているのでSONYのみですが販売台数では大きく溝を開けられてしまっているのでコスト削減もして良い端末を出してほしいです。

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