Google I/O 2019で発表されたGoogle Pixel3aの分解難易度がiFixitにより発表されました。
得点はタイトルの通り10点満点中6点と最近のスマートフォンの中ではなかなか高得点です。
ちなみに得点は高ければ高いほど難易度が低いことを示しており難易度が低ければ分解が容易ということです。
また、iFixitとはスマートフォンのなどの販売直後に分解をおこない修理の視点から内部の構造やレポート、その難易度を伝えてくれる修理マニュアルなどのコミニティーを運営し修理道具などの販売を行っているアメリカの企業です。
スマートフォンの修理やバッテリー交換を自ら試みる猛者の間では割と知名度は高いと思います。
近年のスマートフォンの分解難易度

スマートフォンが出始めのことはバッテリーの一体型も少なく防水対応端末も少なかったためGoogle Pixel3aよりも高得点な端末は多く存在しましたが、ここ数年はバッテリーの一体化に加え防水対応などで6点未満の端末も多くなってしまいました。
近年の代表的な端末の得点は下記になります。
iPhoneXS 6点
Essential Phone 1点
Galaxy S10+ 3点
Mate 20 Pro 4点
Pixel 3 4点
このようにiPhoneを除き5点を切るケースが多くバッテリーの交換も一般的には難しくなっているのが現状です。
1点という驚異的な何度を誇るEssential PhoneではiFixitですら修理するには破壊する必要があるというレベルとなっています。
ちなみに僕が昔使っていたNexus5は8点と非常に難易度が低くバッテリー交換も容易なため比較的長めにメイン機として利用することができました。
Google Pixel3aはなぜ難易度が低いのか?

Pixel3aでは防水に対応してないため発泡接着剤が使われておりディスプレイの取り外しが非常にしやすいのが難易度の低い要因となっています。
その他にも大半のコンポーネントがモジュール化されており構造がわかりやすくなっています。
ただいくら難易度がそれほど高くないとしてもディスプレイは薄いため取り外しには注意が必要です。
Google Pixel3a修理難易度まとめ
Google Pixel3aは修理の難易度が低いことでバッテリーの交換を自ら行うこともできそうですね。
スマホの長期利用で一番問題になってくるバッテリーの劣化を物理的に交換することで解消でき自分で修理できる端末ですと安いことで長く利用できるので非常に歓迎です。
このような視点からみると僕の場合は防水性能より修理の難易度のが重要です。
元々アップデートが長いPixelシリーズですからバッテリー交換も視野に入れた長期利用を考えるユーザーには非常におすすめです。
Source:iFixit